2010年05月28日13時21分
リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 キム・キョンテ -11
2 谷原 秀人 -6
武藤 俊憲 -6
浅地 洋佑 -6
手嶋 多一 -6
6 小田 孔明 -5
貞方 章男 -5
宮本 勝昌 -5
9 B・ジョーンズ -4
キム・ヒョンソン -4
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上空のわずかな空間を狙った額賀(撮影:上山敬太)
<ダイヤモンドカップゴルフ 2日目>◇28日◇狭山ゴルフクラブ(7,159ヤード・パー72)
攻めのゴルフは石川遼だけのものではない。豪快な攻めをウリにする注目の若手がいる。昨年度ドライビングディスタンスナンバー1の額賀辰徳だ。その魅力に触れる場面に遭遇した。飛ばし屋にとっては自分を表現する最高の舞台である5番パー5。額賀のドライバーは打った瞬間に右に飛び出すミスショット。ボールは約300ヤード地点にいた我々の目の前のカート路に跳ねてギャラリートイレの隣に止まった。
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林に囲まれグリーン方向に隙間はない。「なんで便所なんだよ」とボヤきながらセカンド地点にあらわれた額賀は、開けたフェアウェイ方向には目もくれずグリーン方面を凝視しだした。2オンをあきらめていない。
キャディが歩測で距離を伝える。狙いを決めた額賀は迷わず「じゃいくわ」。それだけを口にしてウェッジを振りぬいた。
上空のわずかな空間を狙ったショットはあえなく木に当たり再びラフに落ちたが、まだあきらめない。次は目の前の木を避けるインテンショナルスライスを打ち、どこまでも貪欲にグリーンを狙う。結局3打目でもグリーンをとらえられずこのホール痛恨のダブルボギーを叩いてしまった。
荒削り、無謀といえばそれまでだが、その潔さと果敢なプレーは人をひきつける力がある。林奥深くのラフ。安全に横に出して3打目勝負がセオリーだ。だが少しでも可能性があるならそれにかけて前を向く。男子ツアーにはこんなプロがもっと多くてもいい。
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